シャイな人は人間関係を築くことが苦手です。 シャイのせいで隠れてしまっているそれぞれの個性を、 シャイトレによって活かすことで、シャイな人が人間関係を築き、 社会と強く関われるようにします。
そしてシャイな人が輝き、他のシャイな人を照らせるような社会を目指します。
近年、若者の社会参加意識の希薄化が進んでいます。核家族化や少子化、またインターネットやゲームといった一人でも遊べる娯楽の発展などに伴い、若者が社会性を身につける機会が減少しています。こういった環境で育った若者は、人間関係を築く技術が未熟なままになっています。結果として、学校や会社で孤立し、社会との接点を閉ざしてしまいます。最悪の場合、イジメられたり、自ら命を絶つという道を選んだりする人もいます。 そのような環境の中で、社会と繋がりを持つことが苦手な人、いわゆる「シャイ」な人は、自分の可能性を見つけられていません。シャイという性質によって、自らが持つ強みや魅力に気付けていないため、行動に移すということのみならず、「これがしたい!こうなりたい!」という欲求を持つことでさえ難しいのです。最悪の道を選ぶ若者を食い止めること、そして社会との接点をもち生き活きと人生を歩む若者を育てることが日本の未来には必要です。 私自身、学生の頃は人間関係というものの築き方や必要性を分かっておらず、高校生の卒業式の際、一人ぼっちで、強い孤独感と虚無感を抱きました。そのとき、同じ空間で一緒に過ごしてはいても、助けを求めたり相談したりできる関係の人がいないことに初めて気付きました。社会には、かつての私のように、なんとなく寂しい気持ちで生きている人が少なくありません。 人間関係を築くことは人生を豊かに過ごす上で重要な要素です。人間関係があることで社会とのつながりを持つことができ、夢や生きがいを見つけ行動に移す一歩につながるからです。シャイな人が人間関係を築くための一歩を踏み出す方法を実践し、学ぶ場が必要です。そして、シャイな人が輝ける社会を目指します。 小野 貴